ペットブームの裏に、悲しい事実が隠されています。2008年に登録された家庭犬は、実に49万1,429頭(*1)。
その一方で、毎年40万頭ともいわれる犬が処分され続けています。
なぜ罪もない犬が処分されているのか。その答えのひとつは捨て犬の問題です。溺愛された犬が、主従関係を誤解し、目に余る問題行動をとりはじめる。
手を焼いた飼い主が犬を捨てる。この負のスパイラルを断ち切らないかぎり、惨状はなくならないのです。
欧米各国では、犬を飼うために必要な暗黙のルールがあります。
しつけに関する知識はもちろんのこと、経済的、さらに時間的なゆとりがなければ、犬を飼う資格はないと考えられているのです。
方や日本ではどうでしょう。必要な知識も時間的なゆとりもなく、衝動的に飼いはじめるケースを良く目にします。さらにしつけに関する情報も少なく、相談できるプロもほとんど見当たらないという問題があります。
では、私たち日本ドッグトレーナー協会は、この負のスパイラルを断ち切るために何ができるのか。
その答えのひとつが、家庭犬のしつけをプロとして行うドッグトレーナーの育成です。
ドッグトレーニングの先進国である欧米に比べ、残念ながらこの日本においてはドッグトレーナー育成を体系的に行う機関はほとんどないのが現実です。
したがって、本協会においては、認定校の設立、運営、カリキュラムの作成にいたるまであらゆるシーンにかかわり、欧米と比較しても遜色ない人材を輩出したいと考えています。
*1・・・ジャパンケンネルクラブ調べ |